医療用注射針の低痛化処理(イオンプラズマ装置)について
2013年3月5日 お知らせ
2月19日、新聞各紙に当社が販売する永田精機(株)製「イオンプラズマ装置(IPFS)」に関する記事が掲載されました。
この装置は、医療用注射針や鍼灸針などを対象に、「低痛化」を目的として世界で初めて開発された装置です。(特許申請中)
現在、多くの医療機関で患者に優しく低侵襲的な治療や医療機器製品への要望が高まっています。なかでも毎日の治療や医療サービスに欠かせない注射に付いては、独自の痛みを感じるケースが多くなっています。人工透析のように長期間に亘り、継続的に注射投薬を行う患者さんにとって、痛みの軽減は必要不可欠な要素です。
この装置は、注射針の製造工程(砥石研磨)後にプラズマ処理工程を取入れたもので、外径の太い針も先端部を凹状に先鋭化できるなど、針先の大幅な形状変化が可能となります。
この結果、電解研磨法に比べ刺通抵抗は45%程度低下し、またシリコーンを塗布した状態と比較しても20%程度の低痛効果が確認されています。

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